2010年 08月 26日
風を読む |
残暑が続いている。
この時期、リビング傍の和室に布団を敷いて寝てみる。
すると、なんだかいつもより涼しい。
風通しの悪い北東側の寝室に比べ、明らかに風が通っているのが分かる。
いつも決まって感じるのは、南側の窓からの風。
先日読んだ本に、「風配図(ふうはいず)」のことが書かれていた。
過去の気象データをもとに、月ごとの風向き・風量の頻度が地域別に示されている。
早速「太宰府」のデータを調べてみる。
方位図から、南東と西北西からの風が年間を通じてほとんどなのが読み取れる。
(ちなみに福岡市は南と北西方向からの風が示されていた。確かにそうかも?)
以前、大宰府の地場の工務店の方から、
「大宰府は西からいい風が入るので、ぜひ西側を開けておかれたらいいですよ。」
とアドバイスを受けたことがある。
…なるほど。この風配図を見て、なんだか妙に納得してしまった。
(アドバイス、真摯に受け止めます!)
なんとなく"風=北風"をイメージしていたけど、そんなことないんだな。
同じ福岡県でも、地域によっていろいろと風向きや強さが異なるから興味深い。
"風を読む"
それはつまりは、地域や風土を読むことでもある。
イエづくりに於いて、見逃しがちだけれどとても重要な要素。
明け方の心地よい風を感じながら、そんなことを再認識したのでした。
ハワイの建築家オシポフは、住宅にエアコンを設置することを絶対に許さな
かったのだそうです。その地域の風を読み、風が抜けるように設計したのだとか。
深い軒のある風景は、どこか日本的で(実際に彼は幼少期を日本で過ごしたの
だそう!)、それでいてモダンで、大好きな写真。〈Casa2009.12月号より引用〉
この時期、リビング傍の和室に布団を敷いて寝てみる。
すると、なんだかいつもより涼しい。
風通しの悪い北東側の寝室に比べ、明らかに風が通っているのが分かる。
いつも決まって感じるのは、南側の窓からの風。
先日読んだ本に、「風配図(ふうはいず)」のことが書かれていた。
過去の気象データをもとに、月ごとの風向き・風量の頻度が地域別に示されている。
早速「太宰府」のデータを調べてみる。
方位図から、南東と西北西からの風が年間を通じてほとんどなのが読み取れる。
(ちなみに福岡市は南と北西方向からの風が示されていた。確かにそうかも?)
以前、大宰府の地場の工務店の方から、
「大宰府は西からいい風が入るので、ぜひ西側を開けておかれたらいいですよ。」
とアドバイスを受けたことがある。
…なるほど。この風配図を見て、なんだか妙に納得してしまった。
(アドバイス、真摯に受け止めます!)
なんとなく"風=北風"をイメージしていたけど、そんなことないんだな。
同じ福岡県でも、地域によっていろいろと風向きや強さが異なるから興味深い。
"風を読む"
それはつまりは、地域や風土を読むことでもある。
イエづくりに於いて、見逃しがちだけれどとても重要な要素。
明け方の心地よい風を感じながら、そんなことを再認識したのでした。
かったのだそうです。その地域の風を読み、風が抜けるように設計したのだとか。
深い軒のある風景は、どこか日本的で(実際に彼は幼少期を日本で過ごしたの
だそう!)、それでいてモダンで、大好きな写真。〈Casa2009.12月号より引用〉
by iecoto-diy
| 2010-08-26 07:46
| いえについて思うこと