2012年 10月 07日
"いのちをいただく" |
先日、友人のススメで近所の中学校での講演会を聞いた。
講師は北九州で助産師をされている内田美智子さん。
ご主人とされている産婦人科医院で、今までにとりあげてきた赤ちゃんの数は約2700人!
食育や生教育についての講演活動を全国で年間200回ほど行っているとのこと。
ちゃんとした主題は忘れた(!)のだけど、『命をつなぐ』的なもの。
中学生向けの内容だったけど、冒頭5分もしないうちに涙が出た。
帰ったら子供たちをギュって抱きしめたくなった。いっぱい考えさせられた。
翌日、図書館で内田さんの本を手にとっていた。
それが、『いのちをいただく』という本。児童書のコーナーにあった。
…立ち読みしながら、(不覚にも)またもや涙してしまった。
私たちがふだん口にしているお肉やお魚、お野菜にお米。
すべてには"いのち"がある。その"いのち"を分けて頂きながら、私たち人間は暮らしている。
きれいにパック詰めされたお肉の背景を、今までちゃんと考えたことはなかった。
正確には、あえて目をそむけていたのかもしれない。
「(いのちを)いただきます。」
きれいに残さず食べることは、私たちにできる最低限の義務。
家でホウにも読み聞かせした。
また言葉に詰まってしまって、うまく説明できなかったけど。
きっと彼女なりに理解してくれてるのだと思う。
最近は食事を精いっぱい、残さず食べてくれている。
「ごちそうさま。おいしかったね。」
感謝の言葉も、忘れずにね。
この本。どうしても手元に置いときたくて、その後amazonで購入。
重たいテーマだけれど。
絵本仕立てのやわらかな文章と挿絵で、子供でも読みやすく作られています。
何度も読み返しては、考えさせられて。
本当にたくさんの人に読んでもらいたい本、…です。
by iecoto-diy
| 2012-10-07 04:57
| すきなモノのこと