2009年 05月 18日
窓のムコウ |
部屋の中に、新鮮な空気が駆け抜けてゆく。
ひと口に『窓』といっても、その用途やカタチはさまざま。
外の景色を取り入れるためのもの、内外をつなぐもの、光や風を取り入れるもの。
そして時には、部屋と部屋をつなげて家族間の風通しをよくするもの…。
すこし前、デザインを売りにしている注文住宅メーカーのオープンハウスを訪ねました。
スキップフロアの中二階?に位置する北側リビングは、一面が窓で明るく開放的な空間。
遠くには桜並木も望めて、へえ、いい感じ。
でも、よくよく窓を眺めてみると、なんだかやけにすっきりとしている。
「あの~、このリビングの窓って、開かないんですか?」…質問してみた。
「24時間換気システムを導入しているので、窓を開ける必要がないんですよ。」
案内をしてくださった担当の方は、にこやかに(そして得意気に)そう答えてくれました。
24時間換気…。以前に本ですこし読んだことはある。
機械が強制的に換気するので、窓の開け閉めの必要がなく、シックハウスにも有効。
家の高気密・高断熱化が進み、不在の時でも換気できることから、需要が伸びてるみたい。
(あとは防犯的要素。ひとが通れないくらいの細長い窓も、最近よく見かけます。)
その"キカイ"の効果の程は私には分からないけれど。
すべてが密閉された窓にはなんだかとっても違和感を感じる…。
なんていうか、もっとこう感覚的(本能的?)に窓って、開けたくなるんじゃないかなあ?
すくなくとも私はそう。窓を開けて、外の空気を感じたい。
たまにはすこし身を乗り出して、「窓の向こう」の世界をうかがってみたりして。
もしかしたら、空気と一緒に、ココロも換気しているのかもしれません。
by iecoto-diy
| 2009-05-18 06:13
| いえにまつわること