2009年 06月 02日
能古暮らし |
対岸の都会的な風景と対比するように、ゆったりと、そしてゆる~い空気が流れる。
能古島(のこのしま)。
人口約800人、博多湾に浮かぶ小さな島。(ちなみにここも福岡市内。)
今回の訪問の目的は、「ザ・塗り壁」。
最近島暮らしをはじめられたあさばさん宅の改装(塗り壁イベント?)に、
縁あって呼んでいただきました。(施主仲間、Nさん家族も一緒)
このお宅、築十数年の家自体の雰囲気もさることながら、その環境の素晴らしさに
思わず息を呑む。広々した窓からは、海と、緑の原風景。
周囲にひろがるダイナミックで美しい自然が、目にも鮮やかに飛び込んできます。
感動もひとしおに、さて作業。
塗り壁も、コテを握るのも、まったくのド素人。
ほんとにいいのかな~(不安)。…なんて思いつつも、やっぱりワクワク。
珪藻土に水を溶いて練り上げたものを、コテを使って塗りこんでいく。
均一に…これがなかなか難しい。図らずして妙な味わいの壁になる。(ゴメンナサイ…)
そしてこの作業、スポンジに生クリーム塗る感覚にちょっと似ている。楽しい♪
子連れで休み休みペースの私たちをよそに、きがつけば1階室内の塗り壁はほぼ終了。
周囲の皆さん、妙に手際がよくなっていて、それでいて美しい。(さすがですね!)
(それにしても、左官職人さんってやっぱりすごいんだな~と、実感。当然か?)
この経験が、わが家の時にも生かせるかな?生かせればいいな。
貴重な体験を、そしてスローなひとときを、(美味しい肉を)、ありがとうございました。
それにしても素晴らしい眺め…。
皆さんさすがのフットワークの良さ!後半はかなりスピードアップしていました。
周囲に生い茂る木々の葉っぱが自然の庇を作ってくれて、心地よい空間。
ここにいたら、日常のいろんなことがすべて無意味に思えてくる。最高の贅沢。
(ちなみに、タオル巻いてすっかり職人化してるのが、"建築家"!?松田さん。)
娘がずっと追っかけまわすので、半ば困惑気味?(ごめんね)
最終船でみんな家路へ。現実の世界へと帰っていく。(お疲れ様でした。)
最後に。
ちょっとした『便利さ』を脱ぎ捨ててみたら、驚くほどの『豊かさ』が手に入る。
なんか以前、家づくりにおいて聞いたことあるような言葉。
それってまさに、島暮らしの定義。そして醍醐味だとも思う。
こんな暮らしもありなんだな~。(というか、うらやましい!!)
心からそう思えた、初夏の一日。
by iecoto-diy
| 2009-06-02 07:51
| いえにまつわること