2009年 06月 17日
打ち合わせ日記 ⑩ (古香庵にて) |
イエの打ち合わせも、気がつけば10回目。二ケタ突入。
ある有名建築家の本に、「家が完成するまでに重ねる打ち合わせはだいたい13~15回」
と書いてあった。…ウーン。てことは、10回あたりではもう着工してたりするのかな?
まあ、建築家も建主も、ひとにはそれぞれのペースがあるわけで。
きっとこれが私たちにとって、最良のペースなんだと思う。
毎回いろんな施主のワガママ(要望)に付き合ってくださる、設計者に感謝。
さて今回の打ち合わせ。
今度は前回提案のあったプランについて、私たちがリアクションを返す番。
日中だったので、まずは大宰府の現地に集合。
ちょうど発掘作業が終わって整地中の傍らで、軽く方向や地盤の確認。
日差しも風も強かったので、早々に天満宮そばの「古香庵」へ場所を移す。
もともと、要望をその場でうまく言葉にするのは苦手。
だから、いつも事前に書いたものを渡す。(そのほうが記録にも残るし、伝わるかなと。)
今回も、平面図に「もっとここをこうしたい」っていうようなことを、つらつらと。わりと率直に。
当然、設計者と施主の考えがいつも一致するとは限らない。
それぞれに抱いている「思い」があるわけで。その気持ちが強い分、ゆずれないこともある。
だから、時には議論する。そういう作業って、必要だと思う。
そうやってちょっとづつ、前に進んでいけたらいい。(でも設計者にとっては非効率かな~)
だってそれが、私たちの"ペース【pace】(歩調)"なんだから。
窓越しに庭を臨みつつ、白玉をつまみながらの打ち合わせ。たまにはこんなのもいい。
ブルドーザーの優雅で正確な動きに、娘は釘付け。
by iecoto-diy
| 2009-06-17 15:36
| いえのこと